フッ素で虫歯予防をしよう | 町田 歯医者/歯科 町田駅前グレイス歯科・矯正歯科・口腔外科

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フッ素で虫歯予防をしよう

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フッ素という言葉をテレビの歯磨き粉のコマーシャルなどでもよく耳にしますね。なんだか歯によさそうなこのフッ素、一体何なんでしょうか?今回はこのフッ素の正体に迫ってみます。

フッ素って何?

フッ素は天然に多く存在している元素で、土の中、川、海、湖……とすべての自然環境に存在しています。私たちの食べている物のほとんどは天然の原料からできていますので、あらゆる食べ物、飲み物にフッ素は含まれており、実は私たちも知らず知らずのうちに口にしています。例えば、食塩、魚介類やお茶などに多く含まれています。人間の体の中にも歯や骨に多く存在し、歯や骨を作る時、またそれらを健康な状態に保つためにカルシウムやリン酸とともに必要不可欠な栄養素として位置付けられています。

食べ物や飲み物からではフッ素は十分に摂れないの?

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食べ物や飲み物からだけでは、歯の健康を保つのに十分なほどのフッ素を摂取することはできません。世界的には61カ国で、水道水フロリデーションと呼ばれる、水道水に虫歯を予防するのに効果的な濃度のフッ素を入れる方法が行われており、他に特別なことを行わなくとも虫歯予防に大きな成果が表れています。ですが残念ながら日本では行われていない為、虫歯予防のためには自らが意識してフッ素をとりこんでいくしかありません。

フッ素はどうして虫歯予防に効くの?

フッ素が虫歯予防に効く理由は次の通りです。

1.歯の質の強化
フッ素が歯のエナメル質に作用して強い結晶を作り、虫歯菌が作る酸から歯を溶けにくくします。

2.歯の再石灰化
酸によって溶かされ始めた歯を唾液中のミネラルの沈着を促進することによって修復する作用です。これを再石灰化作用といいます。

3.抗菌作用
虫歯の原因菌に対して抗菌作用があります。つまり、虫歯菌が歯を溶かす酸を作りにくくなります。

フッ素を応用した方がいい時期は何歳ごろ?

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フッ素が一番大きな効果を発揮するのは新しい歯が生えてくる時期です。

つまり、
・乳歯が生えてくる時期=生後6カ月ごろ~2歳半ごろまで
・永久歯が生えてくる時期=6歳ごろ~15歳ごろまで
です。

生えたばかりの歯は構造がまだしっかりしておらず質が弱い為、虫歯にかかるリスクが非常に高いということでフッ素塗布による効果が大きく期待できます。

しかし、最近ではフッ素の応用は大人になってからも一生続けた方がいいということが言われるようになってきました。その理由は、歯周病や加齢により歯ぐきが下がることによって歯の根っこが露出してくるのですが、その最表層のセメント質や象牙質は虫歯に対して非常に弱い構造となっている為、その部分にフッ素を塗ることにより虫歯のリスクを下げることができるから、というものです。

フッ素応用の方法

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日本でフッ素で虫歯を予防できる方法は3つあります。

1.フッ素入りの歯磨き剤
一番すぐにできて簡単に始められるのがこの方法です。もっとも、現在販売されている歯磨き剤の90%はフッ素入りということでおそらくほとんどの人はすでに毎日使用していると思います。歯科医院で行うフッ素塗布と違い、濃度が低く抑えられているので、毎日使い続けることで再石灰化の促進や虫歯菌の酸の産生を減らすことができます。

【効果的な歯磨き剤の使用方法のコツ】

  • ブラッシングは一日2回以上
  • 継続して使う
  • 寝る前が特に効果的
  • 0.5g以上使うこと(ブラシ部分と同じ長さ)
  • うがいは2~3回位にすること
  • 3分以上磨くこと
  • 歯磨き後は飲食をしない(最低1時間)

2.フッ素洗口
比較的低濃度のフッ素の入った水溶液で1分間ぶくぶくうがいをする方法。保育園、幼稚園、小中学校で集団で実施されるのが一般的です。

  • 毎日法:0.05%フッ化ナトリウム水溶液、保育園や幼稚園児向き
  • 週一回法:0.2%フッ化ナトリウム水溶液、小学生以上向き

3.フッ素塗布
大まかに3つの方法があります。歯科医院によって行っている方法が違いますので事前に確認するのがよいでしょう。
3-1.歯面塗布法
丸めた綿や歯ブラシにフッ素のペーストをつけ、歯に一本ずつ塗りつける方法。簡単に短時間で行うことができるので、乳幼児から対応できる。
3-2.トレー法
歯のアーチ型のトレーにフッ素のペーストを入れたものを口にくわえて、上下それぞれ3~4分間フッ素をじっくりと作用させるもの。
3-3.イオン導入法
上のトレー法と同じやり方で、それに加えて電極を手に握り、人体には感じない程度の微弱な電流を流してフッ素の浸透をより高める方法。

1年に2~4回のフッ素塗布をすることで20~40%の虫歯予防効果があると言われています。

おわりに

海外では虫歯予防を目的に水道水の中にフッ素を入れる試みがなされていたり、フッ素のサプリメントを家庭で摂取することができますが、日本ではその点では遅れていると言えます。大事な歯を虫歯から守るため、自分でフッ素の効果を良く知ってうまく活用していきましょう。

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