最近の日本人の死亡原因の3位は肺炎 となっていて、60歳以上の高齢者が肺炎で亡くなった方の90%以上が誤嚥性肺炎であるというデータがあります。
誤嚥性肺炎とは病気や加齢などにより飲み込む機能や咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌や逆流した胃液が器官に入りやすなり、その結果、発症してしまうのが誤嚥性肺炎です。
睡眠中に唾液、鼻汁、胃液が器官に入る(不顕性誤嚥)により引き起こされることもあり注意は必要です。主な病状は、発熱、咳、痰、呼吸困難、胸痛ですが高齢者は病状が出にくいのでいつもと違うと思うことがあれば早めに医療機関に受診しましょう。誤嚥性肺炎の予防には口腔ケアを行うことで予防できることがわかっています。歯磨きやうがいをすることで口の中を綺麗にして細菌を減らす、口腔の清掃のほか、咀嚼や嚥下など口腔機能を回復させることにより口から食べられるようにすることが大事です。
食べることは体力も増え生きる意欲にもつながります、口からしっかり食事ができるようになれば、よく噛むことににより、脳への血流を増やし脳の活動を活発化させ認知症の予防にもなります。多く歯が残っていたり、良好な義歯をしている方ほどしっかり噛めるので認知症になりにくく、立ち上がったりするときに踏ん張れるので寝たきりに予防にもなります。
口腔ケアをしっかりすれば誤嚥性肺炎予防だけではなく、虫歯や歯周病の予防にもなり、口臭予防、審美性があがり対人関係もよくなります。コロナウイルスによる肺炎も流行っております。こんな時期だからこそ、今一度、口腔ケアを考えましょう。
町田駅前グレイス歯科では、高齢者やお子さんンを対象とした専門の歯科医師もおりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
