歯を抜いた後の治療  | 町田 歯医者/歯科 町田駅前グレイス歯科・矯正歯科・口腔外科

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歯を抜いた後の治療 

今回は歯を抜いた後についてです。

歯を抜いた後は傷口が治るのと同じで傷口の血が固まりかさぶたができるのと同じで、
血餅という血液の塊ができます。

血餅は抜歯をしたあとにできる抜歯窩(空洞)を塞ぐ役割があります。
この抜歯窩を塞ぐことが非常に大事なことになります。

抜歯をしたあと抜歯窩がどういった順序で回復していくかといいますと、
歯を抜いた周りの歯茎や骨といった組織から血がにじみます。
その血がだんだんと抜歯窩にたまり徐々に固まって血餅となります。

この血餅は約二日程度で作られます。
その血餅の中に周りの組織から血管伸び、新しい血管が作られていきます。
その過程で抜歯窩には血液が集中しますので、発熱や痛みがピークになります。
ただ熱をもっているからといって、患部を冷やして痛みを和らげようとすると、
逆に血行不良になり、新しく血管を作る作業が遅れてしまうので、
患部の冷やしすぎには注意しましょう。

一週間程度で血餅の中に血管ができ、繊維素やコラーゲンが集まります。
そして肉芽組織というものを作ります。この組織ができると傷口が安定してきた証拠です。
ただ柔らかい組織なので強く触ったりはしてはいけません。
そして血餅もこの頃になると自然と剥がれ始めますが、無理に剥がすのも厳禁です。

そして2カ月ほど経つと、仮骨と呼ばれる組織ができます。
前にできた肉芽組織が歯茎や骨に変化した結果になります。
仮骨自体は骨の元になる組織でまだ未完成な状態のため、完成された骨に比べると柔らかい状態になります。

そして約三カ月ほどで仮骨が完全な骨になり、抜歯窩も埋まって治癒が完了します。

人の体は歯を抜いた後は回復のためにいろいろな工程を踏み、かつ完全に治るまでには少し時間がかかります。
そしてかさぶたのような働きをする血餅は非常に大事な存在です。

もしこの血餅がなんらかの理由でできなかった時や、肉芽組織になる前に剥がれてしまったらどうなるでしょうか。

歯を抜いた後の抜歯窩は空洞になっています。
そこに血餅ができなかったら歯を支えている骨(歯槽骨)まで直通で空洞になった傷口が完全にむき出しになってしまいます。
この状態をドライソケットといいます。

ドライソケットになっていると、傷口が常時開放されていますので細菌感染を起こし治りが遅くなってしまいます。
3日程経って痛みどめを服用しても痛みがひどくなった場合や、
これよりさらに痛みが長期で続いてしまう時は要注意です。
長期的な痛みに耐えるのは非常に苦痛な事なので、
その場合は歯医者さんに相談をした方がいいでしょう。

なので抜歯後にできる、血餅がきちんとできるように抜歯後は安静にしておく必要があります。
そして出来上がった血餅がすぐに剥がれおちないように、強い刺激を与えないように注意をしなくてはいけません。
飲酒や喫煙は血餅の形成を妨げますし、強いブラッシングやうがいの強さは血餅を剥がす原因にもなります。
抜歯後2,3日はなるべく安静に過ごし、栄養バランス等のよい食事そして患部にはなるべく刺激がいかないようにしましょう。

町田駅前グレイス歯科・矯正歯科では、急患の受付を常時行っています。口腔外科の専門医も在籍しています。
急な痛み等でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

歯学博士 平井一孝

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