私が子供の頃は、虫歯の治療といえば痛いのが当たり前で、歯科医院に通うのが怖かった思い出があります。
大人になっても怖い方も多いのではないでしょうか?
虫歯の治療といえば削るという治療がありますが、削る機械は空気の圧力のエアタービンと
超小型モーターのマイクロエンジンハンドピースがあります。
エアタービンは高速回転で効率的に削るので痛みのないむし歯の場合、
痛みはそれほどありません。超小型モーターは低速回転が可能で
丁寧な処置に向いてますが痛みを感じるかもしれません。
昔ほどの痛みはないにしても、深い虫歯の穴については痛みは伴うものです。
虫歯になった歯の部分を削るのはわかると思いますが、それ以外の目的で削る場合もあります。
歯にかぶせるもの(クラウン)を合わせるためや、金属の詰めもの(インレー)をするために
削る場合があります。
歯を削らない治療ができれば良いのですが、ズキズキ痛くなってからではほぼ歯を削る治療になりますし、少しの痛みでも意外と深くまで悪くなってる可能性もあります。なので歯が痛くないときに定期的に歯科医院に通うことが重要になります。また削らずに治す方法として、カリソルブなども今はあります。
歯を削ったあとは金属のかぶせるもの(クラウン)、詰めもの(インレー)などの処置をしますが、歯を金属でかぶせてしまえばそれで大丈夫だと思われる方が多いと思いますが、クラウンは鋳物で平均耐用年数は7年ぐらい、インレーは4.5年ぐらいが寿命といわれています。(もちろん患者さん自身のお手入れの仕方で、かなり差が出ます)
かぶせた歯にもいろいろリスクがあります。かぶせた金属の中でむし歯が広がったり、歯茎の病気になったり、かぶせた金属が腐食したりします。
いくら精度の高い治療をしても歯が長持ちするわけではありません、治療後の継続的なケアが大事です。
治療のやり直しの原因の7割以上はむし歯の再発で、その次は歯の中の炎症や神経をとった後のトラブルがあり、再治療はなかなかさけられません。たとえば最初は詰め物を入れて、定期的に歯科医院に通わずその中でむし歯が広がり、クラウンをかぶせることになり、また歯科医院に行かず歯が悪くなってブリッジ(抜けたところの前後の歯を使う人工物)になってしまうことも考えられます。
定期的に歯科医院に通うことで削った歯でもなくならずに長持ちさせることができます。
町田駅前グレイス歯科では、予防歯科にも取り組んでおり、虫歯になりにくくするためのシーラント治療や、無料フッ素塗布等も行っておりますので、お気軽にご来院下さい。
