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歯医者のホワイトニングはサロンと何が違う?治療の種類や後悔しないポイントを解説
歯を白くするホワイトニングに興味がある方は多いですが、まずは歯医者とサロンのどちらで受けるべきかを悩むのではないでしょうか。
それぞれのメリットをあげるとすれば、歯医者では効果の高い薬剤を利用でき、サロンでは安価に施術が受けることが可能です。
しかし、どちらで施術を受けるかを決めるうえでは、もうすこし詳しく違いやメリット、デメリットを知っておくべきでしょう。
この記事では、歯医者とサロンのホワイトニングの特徴、治療方法の違い、費用や注意点などについて解説します。
Contents
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯を白くするための施術のことを指します。
歯の表面に付着した汚れや着色を取り除き、本来の白さを取り戻すことが目的です。
ホワイトニングをする場合には、専用の薬剤を使用して歯を漂白します。
ホワイトニングのメリット
ホワイトニングのメリットには、歯を削らずに、本来の色以上の白さにできることがあげられます。
ホワイトニングでは、薬剤を用いて歯を白くするため、歯を削る必要がありません。
また、白い歯を手に入れることで、清潔感を出したり、コンプレックスをなくしたりするメリットもあります。
ホワイトニングのデメリット
メリットだけでなく、ホワイトニングには以下のデメリットも存在します。
- 施術が複数回必要
- 色戻りする可能性がある
一般的に、ホワイトニングは一回の施術では完了せず、施術を複数回行うことで、すこしずつ歯を白くしていきます。
また、ホワイトニングで歯が白くなったとしても、歯垢や飲食によって色戻りする可能性もあります。
さらに、ホワイトニングは天然歯のみに有効で、人工歯には効果がないことにも注意しましょう。
歯医者とサロンのホワイトニングの違い
歯医者とサロンのホワイトニングには、以下の点で違いがあります。
歯医者 | サロン | |
使用できる薬剤 | 過酸化水素や過酸化尿素などの強い薬剤 | ポリリン酸や酸化チタンなどの優しい薬剤 |
費用 | 約20,000円〜80,000円 | 約2,000〜5,000円 |
持続期間 | 約6ヶ月~1年間 | 約数時間〜3週間 |
施術者 | 歯医者や歯科衛生士 | サロンのスタッフ |
続いて、歯医者とサロンのホワイトニングの違いをそれぞれ詳しく解説します。
使用できる薬剤
歯医者とサロンのホワイトニングの大きな違いは、使用できる薬剤です。
歯医者では、歯の表面や内部の着色汚れを除去するうえで、過酸化水素や過酸化尿素をはじめ、ホワイトニング効果が高い薬剤が使われます。
歯の表面にあるエナメル質の表面構造を変化させ、エナメル質の下の黄ばんでいる象牙質の色を見えづらくする方法です。
一方、サロンでのホワイトニングで使用される薬剤は、ポリリン酸や酸化チタンのような、比較的ホワイトニング効果が低いものです。
これらの薬剤は、主に着色汚れを取る効果によって歯を白くします。
費用
ホワイトニングの費用も、歯医者とサロンでは以下の表のように異なります。
費用 | メンテナンス費用 | ||
歯医者 | 約20,000円〜80,000円 | 約5,000〜80,000円/年 | |
サロン | 約2,000〜5,000円 | 約48,000〜110,,000円/年(月2回通った場合) |
歯医者でのホワイトニングは、専門的な知識と技術が必要なため、比較的高額になることが多いです。
一方、サロンでは、比較的低価格で施術を受けられ、手軽にホワイトニングを試せます。
期間
ホワイトニングの持続期間も、歯医者とサロンでは違いがあります。
歯医者では、効果の強い薬剤を使用するため、約6ヶ月〜1年間にわたって効果を持続できることが多いです。
一方、ホワイトニングサロンでは、優しい薬剤を使用するため、約数時間〜3週間と、比較的効果の持続が短くなりやすいです。
施術者
ホワイトニングの施術を行う人も、歯医者とサロンでは異なります。
歯医者では、歯医者や歯科衛生士が施術を行うため、専門的な知識と技術をもった人が担当します。
一方、ホワイトニングサロンでは、専門の資格を持たないスタッフが施術を行うことが一般的です。
安全性や効果に対する不安がある場合は、信頼できる歯科医院での施術を検討するとよいでしょう。
歯医者でのホワイトニングの種類と方法
歯医者でのホワイトニングには、以下の種類があります。
- オフィスホワイトニングニング
- ホームホワイトニング
- ウォーキングブリーチ
- デュアルホワイトニング
次に、歯医者でのホワイトニングの種類をそれぞれ詳しく解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯医者ですべての施術を行うホワイトニングです。
オフィスホワイトニングには、以下のメリット・デメリットがあります。
- 施術回数が少くても効果を実感しやすい
- 専門家から施術を受けられる
- 比較的費用が高い
- 通院に手間がかかる
- 奥歯が白くなりづらい
- 効果が持続しづらい
次に、オフィスホワイトニングの方法を見ていきましょう。
オフィスホワイトニングの方法
オフィスホワイトニングの方法は、以下のとおりです。
- 歯科医師が口腔内を検査し、ホワイトニングに適しているかを確認する
- 歯の表面をクリーニングし、汚れやプラークを取り除く
- 歯茎を保護するために専用のガードを装着し、高濃度のホワイトニングジェルを歯の表面に塗布する
- ジェルを光やレーザーで活性化させ、数分間放置する
- 最後にジェルを洗い流し、結果を確認する
1回の施術でも効果が見られますが、必要に応じて複数回施術が行われることもあります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯医者から提供される専用キットを使って、自宅で行うホワイトニング方法です。
ホームホワイトニングのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
- 通院頻度が少ない
- 効果が持続しやすい
- 色味を調整しやすい
- 薬剤が歯にしみづらい
- 効果を実感するまでに時間がかかる
- 手間がかかる
- マウスピースの装着中は飲食できない
自宅で手軽にホワイトニングを進めることができるため、時間の制約がある方に適しています。
次に、ホームホワイトニングの方法を解説します。
ホームホワイトニングの方法
ホームホワイトニングの方法は以下のとおりです。
- 歯科医院で自分の歯型に合わせたカスタムトレイを作成する
- トレイにホワイトニングジェルを適量入れ、歯に装着する
- ジェルの使用時間は歯科医師の指示に従い、通常は1日数時間から一晩装着する
- 上記を数週間継続する
効果が持続するためには、定期的な使用が推奨されます。
ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチは、神経を抜いた歯に施術するホワイトニングです。
ウォーキングブリーチのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
- 強い変色の歯も白くなる可能性がある
- 効果が持続しやすい
- 被せ物を入れるよりも費用が安い
- 定期的な通院が必要になる
- 痛みが生じる場合がある
- 施術できる歯医者が限られる
次に、ウォーキングブリーチの方法を解説します。
ウォーキングブリーチの方法
ウォーキングブリーチの方法は以下のとおりです。
- 歯医者が変色した歯の内部にホワイトニング剤を注入する
- 詰め物をして歯を一時的に封鎖し、ホワイトニング剤を数日間放置する
- 再度歯医者を訪れ、ホワイトニング剤を取り除く
- 必要に応じて、1〜3を数回繰り返すことで、歯の内部からの白さを取り戻す
ウォーキングブリーチは、外部からのホワイトニングでは効果が得られない場合に有効です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。
デュアルホワイトニングのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
- 効果を実感するまでがはやい
- 効果が持続しやすい
- 自然な色味を目指せる
- 比較的費用が高い
- 通院の手間がかかる
- 知覚過敏が起きやすい
次に、デュアルホワイトニングの方法を解説します。
デュアルホワイトニングの方法
デュアルホワイトニングの方法は以下のとおりです。
- 歯科医院でオフィスホワイトニングを行う
- 自宅でホームホワイトニングを続ける
デュアルホワイトニングは、即効性と持続性を兼ね備えており、短期間で効果を得たい方に適しています。
しかし、歯医者の指導のもとで、適切な方法で行うことが重要です。
歯医者でのホワイトニングで後悔しないためのポイント
歯医者でのホワイトニングで後悔しないためには、以下のポイントを意識してみましょう。
- ホワイトニングの種類を把握する
- 費用を確認しておく
- 事前の診療で疑問点を歯医者に聞く
- ホワイトニングによる歯の変化を理解しておく
続いて、それぞれのポイントについて解説します。
ホワイトニングの種類を把握する
歯医者でホワイトニングを受ける際には、ホワイトニングの種類を把握することが重要です。
前述のとおり、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、ウォーキングブリーチ、デュアルホワイトニングなど、さまざまな方法があります。
それぞれの方法によって、特徴や効果、費用、施術期間なども異なるため、自分のライフスタイルや希望する結果に合った方法を選ぶうえで、しっかりとリサーチしておくことが大切です。
費用を確認しておく
ホワイトニングの費用は、歯医者や施術方法によって大きく異なります。
たとえば、オフィスホワイトニングは比較的高額ですが、即効性があるのが特徴です。
一方、ホームホワイトニングは費用が抑えられる反面、効果が出るまでに時間がかかることがあります。
事前にそれぞれの方法にかかる費用を確認し、予算に合ったプランを選びましょう。
また、追加の施術が必要になる場合も考慮し、総費用を見積もっておくことが後悔しないポイントです。
事前の診療で疑問点を歯医者に聞く
ホワイトニングを開始する前に、かならず事前の診療を受け、疑問点を歯医者に確認しましょう。
ホワイトニングの効果やリスク、施術後のケアについて、詳しく説明を受けることが重要です。
とくに、自分の歯の状態や過去の治療歴にもとづくアドバイスを受けることで、安心して施術を受けられます。
疑問や不安を解消するためにも、遠慮せずに質問することが大切です。
ホワイトニングによる歯の変化を理解しておく
ホワイトニングによる歯の変化を理解しておくことも大切です。
ホワイトニングは、歯の表面を漂白することで白く見せる方法ですが、その効果には個人差があります。
期待したほどの白さが得られない場合もあることを理解し、現実的な目標を設定しましょう。
また、施術後の知覚過敏などの副作用についても事前に知っておくことで、適切なケアができます。
歯医者でのホワイトニングに関するよくある質問
最後に、歯医者でのホワイトニングに関するよくある質問と回答について紹介します。
ホワイトニングはしない方がよいと言われる理由はなんですか?
まず、歯や歯ぐきが敏感な方や、虫歯や歯周病がある方は、ホワイトニングによる刺激で症状が悪化する可能性があります。
また、施術の方法や担当者によっては、ホワイトニングの効果があまり実感できないこともあります。
ただし、デメリットや注意点をしっかりと理解したうえでホワイトニングを受けるのであれば、避けるべき理由はほとんどないでしょう。
ホワイトニングは保険適用されますか?
ホワイトニングは、基本的に保険適用外の治療です。
美容や審美を目的とする施術とみなされるため、全額自己負担となります。
費用を抑えるために、複数の歯医者で料金を比較することをおすすめします。
1回の施術でかかる時間はどのくらいですか?
ホワイトニングの施術時間は、方法によって異なります。
オフィスホワイトニングの場合、1回の施術は約1時間が一般的です。
一方、ホームホワイトニングでは、トレイを装着する時間が1日数時間から一晩にわたり、これを数週間続ける必要があります。
また、ウォーキングブリーチやデュアルホワイトニングの場合も、個々の状況によって異なるため、具体的な施術時間は歯医者やサロンで確認してみましょう。
ホワイトニング歯磨き粉は効果がありますか?
ホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面の汚れや着色を軽減する効果がありますが、歯医者のホワイトニングほどの効果は期待できません。
ホワイトニング歯磨き粉は、研磨剤や漂白成分が含まれているため、日常的なケアとして使用することで、歯の白さを維持するのに役立ちます。
しかし、深い着色や本格的なホワイトニング効果を得たい場合は、歯医者での専門的な施術が必要です。
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虫歯は、質・細菌・糖分・時間の4要素が重なることで発生しやすくなります。
自覚症状の少ない虫歯は、気づいたときにはすでに重症化していることも多く、歯を健康に保つには虫歯の予防が非常に重要です。
また、虫歯を予防するにはホームケアだけでは限界があります。
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