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虫歯のC2とは?どのくらいの痛みや症状があるか、治療回数や費用まで解説

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C2(シーツー)とは、虫歯の進行度を表す医療用語です。

虫歯の進行度を表す5段階のうち、3番目に進行している状態と定義されており、中度の虫歯ともいえます。

しかし、C2とは具体的にどのような状態なのでしょうか。

この記事では、C2の虫歯の症状や痛みなどの特徴、治療方法について解説します。

虫歯のC〜とは

歯科検診や虫歯治療の際、歯科医や歯科衛生士が「C~」と言っているのを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

「C」とは、虫歯を意味するラテン語の「Caries(カリエス)」からきています。

そして、CとアルファベットのO、もしくは数字の1〜4を組み合わせて虫歯の進行度合いを表しており、COは初期虫歯、C1〜4は数字が大きくなるほど、虫歯が進行していることを意味します。

つまり、C2とはまだひどい状態にはなっていないものの、徐々に虫歯が進行しつつある状態です。

C2の虫歯の特徴

C2とは、虫歯がエナメル質の奥にある象牙質まで進行した状態です。

C2について、虫歯が進行しつつある状態だと理解できても、具体的にどのような症状や痛みがあるのかがわからない方もいるでしょう。

以下では、C2の虫歯の症状や痛み、進行速度について解説します。

症状

虫歯がC2まで進行すると、以下のような症状が表れます。

  • 虫歯の部分が黒くなる
  • 歯に穴が開く
  • 冷たいものや甘いものが歯にしみる
  • 口臭がきつくなる

C2の虫歯の大きな症状としては、見た目に変化が表れることです。

歯が黒くなったり、穴が開いたりしている状態で放置すると、急速に悪化が進みやすくなるため、早急に歯科医院を受診しましょう。

痛み

C2は、虫歯が象牙質まで進行しており、象牙質には歯の神経が含まれているため、冷たいものや甘いものが歯にしみて痛みを感じます。

しかし、人によってはC2まで進行していても、痛みなどの自覚症状がないケースもあります。

痛みを感じるような場合は、虫歯が象牙質の奥まで進行している可能性が高いため、すぐに歯医者を受診しましょう。

進行速度

日々のケアや個人差によって、虫歯の進行速度は異なるため、C2からC3になるまでにどれくらいの時間がかかるかは一概にいえません。

しかし、C2からC3になるまでの進行速度は、C1からC2になるまでの速度よりも速くなります。

そのため、C2の虫歯の症状が見られた場合は、早急に歯科医院を受診することが大切です。

C2の虫歯の治療方法について

C2の虫歯の場合、虫歯の部分を除去したうえで、詰め物や被せ物をして削った部分を保護します。

詰め物や被せ物にはコンポジットレジンや金属のものなどがあり、虫歯の箇所や削った量によってどちらを利用すべきかが決まります。

なお、自費診療であればセラミックなどの素材を選択することも可能です。

治療回数

治療の回数は、詰め物や被せ物の素材によって異なります。

コンポジットレジンの詰め物であれば、1回の通院で治療を終えられますが、金属の詰め物の場合は型取りが必要になることから、最低でも2〜3回通院しなければいけません。

治療にかかる費用

コンポジットレジンや銀歯などは保険が適用されるため、基本的には3割負担で治療を受けられます。

素材のほか、詰め物と被せ物のどちらを利用するかによって費用は変わりますが、治療費は1本あたり2,000〜10,000円ほどです。

C2の虫歯に関するよくある質問

最後に、C2の虫歯に関するよくある質問について解説します。

C2の虫歯は自然治癒する?

C2の虫歯は自然治癒しません。

そもそも、虫歯は自然に治癒するものではなく、虫歯の部分を除去して詰め物や被せ物をする治療が必要です。

C2の虫歯で抜歯することはある?

C2の虫歯では、基本的に抜歯することはありません。

歯の治療において抜歯が必要となるケースには、以下のようなものがあります。

  • 重度の虫歯
  • 歯根が割れてしまった場合
  • 矯正治療
  • 親知らず
  • 乳歯の生え変わり

C2の虫歯の治療で神経を抜くことはある?

虫歯の治療では、知覚過敏による痛みが重い場合や、歯にヒビや亀裂が入っている場合に神経を抜くことがあります。

C2の虫歯の場合、知覚過敏がひどい場合などに神経を抜くこともありますが、基本的にはC2で神経を抜くべきケースはかなり稀です。

C2の虫歯の進行を遅らせる方法はある?

進行度にかかわらず、虫歯の進行を遅らせる方法はいくつかあります。

基本的には、正しいブラッシングやデンタルフロスの使用などが効果的です。

また、食事の面では糖質の摂取を控えたり、間食を減らしたりすることが有効です。

ただし、いずれも根本的な治癒にはつながらないため、虫歯の症状が疑われるときには早急に歯医者を受診しましょう。

虫歯かも…と思った方はグレイス歯科へ

虫歯かもしれないと思いつつ、なかなか歯医者に行けていない方も多いのではないでしょうか。

自覚症状が表れる前に早期発見するのがベストではありますが、歯科を受診する方の多くは痛みが表れていることがほとんどです。

そのため、虫歯に痛みがあっても手遅れということはまったくありません。

痛みが出て間もない時期であれば、それほど進行しておらず、すぐに治療を済ませられるケースがほとんどです。

一方、痛みを放置しておくとどんどん進行してしまい、最悪の場合は抜歯することになってしまいます。

虫歯の治療は、とにかく早い段階で歯科を受診することが大切です。

まずはお気軽にお問い合わせください。

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